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事業再生の現場では(17)「経営改善計画(7)」

3.業績の推移

  ・最近の業績を振り返り、どこに問題があるのかを浮き彫りにします。

  ・振り返るのは最低3年間ですが、現在の窮境の原因を深掘りしていくためには

   必要なだけさかのぼっていく必要があります。

  ・過去の業績推移により、低迷状態を次の3つのパターンに分類することができ

   ます。

   (ア)業績の変転のターニングポイントが比較的明確になっているケース

      (例えば、2008年9月のリーマンショックの影響が顕著に出る2009年3月期

       決算を境に、業績低迷が続いている)

   (イ)リーマンショックより大分以前から、長期間に亘り売上・利益の低迷が続い

      ているケース

      (取扱い商品が衰退期に入ってしまっている。少子化の影響をモロに受け

       る商材がメインである。取引先の海外移転により、現在の受注内容が、

       コスト・品質・納期いずれにおいても厳しく、採算確保が困難。など)

   (ウ)赤字と黒字を繰り返しているが、通算すると赤字幅が大きいケース

      (経営管理が甘く、コストコントロールが出来ていない。設備投資動向に左

       右される業態。など)

   以上のようなケースに分類することが出来ますが、当該企業がどのケースに当

   たるかは、まずは過去10年程度の損益計算書を眺め、その傾向を掴むことが大

   切です。

  ・言うまでもなく、ここで業績からみた窮境原因を特定することが、改善計画策定

   の前提となります。

                                                 以上