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事業再生の現場では(7)「社員」

事業再生に迫られた企業では、沈滞感が蔓延しています。

そのような状況の中で、どうやって社員のやる気を引き出し、社内に活気を呼び

戻すのか。

簡単なことではありませんし、絶対的な答えがある訳でもない、と思いますが、ト

ライすべきことを列挙してみましょう。

①まずは、対話。

 経営者は、(中小企業であれば)全ての社員・スタッフと、一対一で面談して下

 さい。社員一人ひとりに人生があり、生活があります。その延長線上に仕事が

 あります。仕事は生活の糧を得る手段であることは間違いありませんが、それ

 だけではないはずです。成功したうれしさ、褒められた喜び、新しいことにチャ

 レンジするワクワク感、負けた悔しさ・・・、仕事を通じて得られることはたくさん

 ありますし、全ての社員が色々な経験をしてきたはずです。

 経営者は対話によって、社員と思いを共有し、これからも感動の場面を作って

 いくことを約束します。

②負け犬根性の払拭

 企業業績が低迷し、不良やトラブルが頻発。 クレーム対応に追われ、残業の

 毎日。

 自社や自分に自信を失ってしまったままでは、モチベーションを上げることはで

 きません。

 ここは、小さな成功体験を重ねるしかありません。

 小さくとも、実現可能な課題を与え、成功体験を味わわせる。これを日々、続け

 ていく。徐々に難易度を高め、チャレンジ意欲をかき立てていきます。

③チームワーク

 人間、一人で事に当たるよりも、チームを組む方が、勇気が湧き、いい知恵が生

 まれ、そして成功した時の喜びは大きいものです。

 上記②の課題設定も、個人ではなく、チームに対して行う方が、より効果的です。

 

社員の気持ちを切り替えようとする時、相手は、なかなか真剣には受け止めてくれ

ません。

初めの頃は、こちらはピエロにでも何でもなったつもりで、心の中では「信じる者は

救われる」くらいに念じて、取り組むしかありません。 

                                              以 上