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M&Aプロセス(10)「売買価格その6」

M&Aを行う際の売買価格の決め方に関し、「P/Lアプローチ」の説明を続けます。

 

株式投資の世界では、『PER』という代表的な指標がありますね。

これは、株価=一株当たり予想純利益 x 倍率、と表わされ、この倍率がPERで

(現在の東証全銘柄の平均PERは、約12倍です)。

 

これを中小企業のM&Aの世界でも応用します。

対象会社の企業価値=企業の収益指標 x 倍率 ・・・① と考えます。

 

さて、議論を更に進める前に、一つ断わっておきたいことがあります。

この場で企業価値評価についての厳密な議論を展開するつもりはありません。

M&Aの対象となる企業の価値が、「大体どんなものか」を想像できればOK、と

考えています。B/Sアプローチのシンプルさに、P/Lアプローチも出来るだけ

近づけたい、と考えます。

大づかみの数字がイメージ出来ることが、M&Aの交渉に入るにあたり、とても

重要なことだと思っています。

 

前置きが少し長くなってしまいました。

上式①で、まず収益指標には何を使うべきか。最もシンプルなのは売上高です

が、これでは利益(もしくはキャッシュフロー)からはまだかなり遠いので、却下。

企業の利益を表す指標としては、営業利益や経常利益、当期利益などがあげら

れますが、M&Aの世界では「EBITDA」という指標がよく使われます。

 

詳細を、次号にてご紹介します。

                                             以 上