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M&Aプロセス(9)「売買価格その5」

M&Aを行う際の価格の決め方について、コラムを進めてきましたが、今回から、

「P/Lアプローチ」について説明を行います。

 

これは、M&Aの対象となる企業の「利益」や「キャッシュフロー」に着目し、企業

価値の評価を行うものです。

 

大企業を対象としたM&Aや、コーポレートファイナンスと呼ばれる世界で、企業

価値を評価する最もポピュラーな方法は、DCF(ディスカウントキャッシュフロー)

法です。

簡単に説明すると、M&A実施後の当該企業の将来(今後5〜10年程度)フリー

キャッシュフローを予測し、これを一定の割引率で現在価値に置き換えたものを

集計します。

更に、予想期間以降についても、この企業が永続することを前提に、残存価値

(ターミナルバリュー)を算定します。

 

どうですか?

「フリーキャッシュフローの予測」だとか、「現在価値に置き換え」と言われても、

訳が分かりませんね。

中小企業のM&Aの世界で、高度なファイナンス理論を適用しようとしても、ど

考えても無理があります。

従って、DCF法は忘れましょう。

 

次回、もう少し現実的なP/Lアプローチをご紹介します。