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M&Aプロセス(4)「いかにして買い手を探すか」

自社(もしくは子会社)の売却を決断した場合、いかにして「いい買い手」を見い出

すのか。

 

まず考えるべきは、「いい買い手」の定義です。

「最も高く買ってくれる相手が、最もいい買い手」。高い価格を提示するということ

は、自社のことをそれだけ高く評価しているという点からは、真実です。

分かりやすい、シンプルな価値基準です。

でも、そこまでシンプルに割り切ってしまう訳には行かないでしょう。

 

買い手・売り手双方にとって、相互補完が効き、M&A後のシナジー効果の発揮

が大きく見込まれる組み合わせが、結局は両社、及びその従業員にとって、幸せ

な結果をもたらすものと思います。

その場合の買い手に十二分な財務体力がなく、一番札を入れられないとしても、

その買い手を選択すべきです。

 

各M&A仲介機関は情報の蓄積をしており、買収戦略を有している企業情報をリ

スティングしています。

従ってそのリストから、「御社の買い手候補」として紹介をされるでしょうが、それ

が全て、とは決して思わないことです。

そのリストの中に、十分なシナジー効果の見込めるベストパートナーが存在する

とは決して限りません。

どのような業態、ビジネスモデルを有する企業が、自社とのシナジー効果を発揮

できるのかをよく検討し、市場調査の上でそのような企業を自らでリストアップし、

仲介機関も使ってアプローチすることで、「最高のお相手」に巡り会える可能性も

高まります。

 

つまり、売却の局面においても、経営戦略的思考と行動が必要不可欠ということ

です。

                                              以 上